ミュージカル マタ・ハリ 再演ありがとう

祝!マタハリ再演!

ということで引っ込めてたブログ記事を見返したら、興奮(そのままの意味で)しすぎてて自分でもちょっと引いたので、記憶と当時のメモ書きとツイート、全然大したこと書いてないんですけど、「あ~~~それそれ」ってところを、メインキャスト4名だけ。まあ圧倒的にラドゥなんですけど、沼ポイントは。

ネタバレはあるけどストーリー解説してないので意味が分からないと思います。記憶違いもあると思いますが、見たことある人は、ああまたそこみたいねえって思ってくれたらうれしいです。初演見逃した、次見るか迷ってるって人は、キーワードで興奮出来たら見るべき人です(適当)

あんなに性癖を刺激される作品はそうそうないです。この作品と出会って「性癖」というワードを発することに抵抗がなくなったと思うくらい、ど真ん中でした。笑

決して推しはいないのに、3年間、再演再演唱え続けました。TLで誰からとなくはじまる突然の再演コール、あれのおかげであきらめずに来られました。TLのマタハリゾンビたち。ありがとう。今年も沸きましょう。

 


 

・ちえさん

ちえさんのキャスティング、元男役最適解の一つだと思ったな…。
美しくて強い。生きるためにはなんでもやってきた、それでもひねくれていないしなやかさ。
和音さんアンナとのコンビネーションも素敵だった。

頑張って背伸びして生きてきただろうぶん、アルマンみたいな男の子にうっかりしちゃうの、すごく分かるような気がする。

♪C'est La Vie(rep)のとき、あんなに大号泣してるのちゃんとみえてなくて、つられ泣き。

最後の笑顔。ここで涙がぐわっときました…。ああ、アルマンに会えたのねって。嘘をついて嘘をつかれてきた人生でやっと見つけた、本物にようやくたどり着けたのかなあ。幸せにね、マタ…。

 

・とんちゃん

♪C'est La Vie バルコニーのシーン、朝日が昇るとともに、ぐっと伸びをするとんくんアルマンが、あばらを痛がるんですが、それを心配するマタに、指でちょっとって作ってる様子がもうもうほほえましくて超かわいい。

バルコニーで覗き込むように目を合わせるのにキュン、徐々に縮まる距離にキュンキュン(笑)

「僕を屋上まで連行してくれるの?」確信犯やないかい!

マリオネットと戯れるアルマン…、とんちゃんのほうが扱い上手じゃないですか(笑)あと丁寧。握手ってやってんの超かわいい…。

宿泊記録、開くだけ開くけど、視線は一切落とさずにぐちゃっと握りつぶしてました。あれは最高。決意が見えるのが最高。

手紙デュエットのシーン、コーヒー飲んでめっちゃ渋い顔してるの!あれ絶対マタの影響で苦手だったコーヒー飲みはじめたでしょ…かわいい…。

病院シーンで、とんアルマンはやっぱりずっと手を握っていて。だからこそ、マタもわりと強めに振り払うのが切ない…。♪行け僕のせいにして~ のとき、マタが一瞬信じられないっていう顔するように見えて…。でも、アルマンもマタの安全さえ考えて早くパリに帰らせたかったのかななんで。だからこそ♪普通の人生 がつらい…。♪キスをすれば永遠が見えた~
「僕が君を傷つけると思うか!」カーッ

噂には聞いていたけど、二人の男の時、めちゃくちゃキスしそうだった(笑)ラドゥーがアルマンの顎掴むのと、アルマンが胸ぐらつかむとき


・かずきアルマン

もう出会った瞬間マタのこと好きじゃない?任務のこと忘れてない?ベスの時も思ったんですけど、好きが駄々洩れなんですよね~和樹さん。これが、スパダリ感(笑)

いつマタを好きになったかはっきりわかった、と思う。リヨンのホテルで、マタが過去を告白したシーンだと思った。楽しい時間(朝日をみたり、カフェを飲んだり)は好意でも十分共有できるけど、苦しい過去を共有するには愛が必要なんだと思う。マタにも自分と同じ明るくない過去があることを知って、それでも今強く生きている姿を見て、完全に愛するようになったと思う。この前後で、ラドゥーに対するかわし方も変わったなあと思いました。

マタに書いた手紙を封筒に入れてからの和樹アルマンの表情で泣けました、苦しそうで苦しそうで。

病院で別れるシーン、マタの腕をノールックでがしっとつかんだの良かったなあ…!!

和樹さん痛がる演技、ケガしてる演技があまりにもうまい。うまいのよ。

普通の人生を歌うときに、「あ~きっといまマタのこと思い出してるんだろうなあ」っていう絶妙に優しい顔をするのが大好きでした。恋。


・しゅがーさん

常に冷静で、きっとずっと優等生で生きてきたんだろうなあと。心から戦争が終わる日を祈っているラドゥー。道端で死んでる生き物に十字架切れるような優しい人でもあると思った。その鉄仮面の下に、マタへの思いが…。ある意味、しゅがさんラドゥーのほうがたちが悪そうなんだよなあ、ほかの女と遊んだりはそれほどしてきてないような気がするから、その分深みにはまっているような。

2幕ガウンをきっちり着ている、一ミリも着衣を乱さないラドゥーにこそ色気を感じます…。ちなみにこのシーン、頬ぶたれてました?(和樹さんは顎クイして振り払われてた?)

いつかのアフトクで、和樹さんに引っ張られて色気が出てきた、みたいなお話しみてたけど、本当にそうだった。初日の堅物感は少しなくなってて、ラドゥー自宅シーンとかソファ引き倒したマタにけっこうぐいぐいいってました。だんだんガウンの前緩んで、ボタンはずしたシャツ見えてた…

故に、振られてからのビタンとこけるのも滑稽だし(超褒めてる、)、そのあと漏れる乾いた笑い声も自分への嘲笑っぽくてよかった…。妻へ下手な弁明をした後に放心状態ではけていくのもよかったです。

マタにさえ出会わなければきっと奥さんともうまくやって、婿入りを箔に出世してってやってたんだろうなあ…。と思わせられるラドゥ。

いや、もうとにかく歌がうめぇ。


・かずきラドゥ

和樹さんラドゥーの登場シーン、一輪の白薔薇をもってますが、足でノック鳴らす前に、ちょっと香りをかいでいらっしゃるお姿麗しかったです…。

いやもう存在が美。そりゃ遊んでますわ。出世のためなら何でもやってますわ。初めの余裕たっぷりから、少しずつ狂っていくところ。たぶん任務のためなら数多の女も抱いてきてるけど、とうとう本気の女に出会ってしまった感じ…。2幕、ガウン肩掛けとかバサッと脱いだり、ずるい…。

「十分気を付けて臨めばいい!!!!」の顔圧。最高。

ソファーに引き倒したとき、コートの中に手を入れて脚さわってましたからね!はけるときの死んだ笑いがやばいです、すごい…。お酒を差し出してから膝まずいてたのすごい好きです

アルマンに対してはずっと余裕を見せ続けるけど、どんどん「狂って」いく感じが続々した。

死ぬまであなたを忘れないっていってた愛しい女を自分の手で追い詰めるのに、相当葛藤してた、ブレブレだった。でも結局自分の任務のための選択をした。ある意味これでマタにとって忘れられない男になれるもんな…。

和樹さんラドゥは、まあ、あのあと生きちゃいないでしょう。。。

 


 

フォーラムの観客全員モノにしてた和樹ラドゥが帰ってくるの震えるし、ここでまさかの万里生くんがラドゥとか…ブリリアから魂帰ってこれるかな…